設立への想い

昨今、医療に求められる緩和ケアにおいて 化学的な方策は目覚ましく発展していますが、実際に緩和ケア・ターミナルケアに関わる現役看護・介護職等の皆様は、日々の多忙を極められる中におかれても、担当される患者さんに対してより心を尽くし接するための人的向上策を求めていらっしゃることとお察し申し上げます。

そのひとつの方策として、リンパドレナージュ・マッサージの専門知識と技術を得られることは、ナーシングのスキル向上に大変有用であると考えます。習得されたいとのご要望も多々あり、このたび当方の自宅サロンを使いプロフェッショナルの技術を伝授させていただく運びとなりました。国家資格のないリンパケアの知識や技術にはばらつきがあるのはご周知のとおりですが、その現状に一石を投じ、真に効果的な技術と知識は心と体の苦しさに寄り添う有用なケアになること、また自分の体は自分で守るセルフケアに通じるものであることを提唱してまいる所存でございます。

私、徳山直子は乳がんの疑いで検査を始めたのが1988年、右側乳房全摘手術1993年、その後乳がん患者会 (三重県乳腺患者友の会 すずらんの会) を組織し、術後10年を経た47歳のとき、リンパケアの技術に出会い職業となりました。以来、体調管理や体質改善のためのケア、またがん術後やさまざまな疾患やターミナルの方々の体と心を励ますケアを提供してまいりました。 自宅サロンに「Musee  de  QOL(ミュゼ ドゥ クオル)」と名付けております。Museeは芸術作品・芸術家等という意味合い、QOLはクオリティ オブ ライフ …がん後の人生を芸術作品のように深く美しく生きたいと考えたものです。

たくさんの医療者の方々が当方のメソッドに出会っていただく中、皆様より理に適ったものであるとの評とバックアップをいただき日々研究を重ねてまいりました。おかげをもちまして2003年よりの継続に感謝の気持ちを表すべく、長年にわたるがんサバイバーとしての、またリンパケア技術のプロフェッショナルとしての知恵を、マンツーマンご指導にて受け取っていただける方々をお誘い申し上げたく存じます。

2018年10月

QOLメディカル リンパケア研究認定協会 代表 徳山直子