◆緩和ケア・体調管理に役立つメディカル リンパケアの知識と技術

一生涯 活かせる技術をあなたに

医療技術が目覚ましく進歩するなか、緩和ケア・ターミナルケアの医療現場では、患者さんに対して、より心を尽くし接するた
めの人的向上策が求められています。
リンパドレナージュ・マッサージの専門知識と技術を得られることは、緩和ケアのスキル向上に大変有用です。心と体の苦しさ
に寄り添うケア、自分の体は自分で守るセルフケアを伝授いたします。

あなたらしく活躍し続けてほしいから…

講師は、乳がんサバイバーの母とその娘…。
乳がん経験者の実体験から生み出された一子相伝とも言える
ノウハウとプロフェッショナルの技術を、
マンツーマンで丁寧に指導いたします。

受講生随時募集中*

**受講生&医療サポーターの声**

認定証

メディカルリンパケア療法士 認定証&推薦状

カリキュラム終了後に認定証を発行します

松本先生からのメッセージ

 私が、心から尊敬する徳山直子さんが、『子供達に対するがん教育や親ががんになった時に、その子供達を多方面から支援するシステム構築』を目指すにあたって、彼女のこれまでの多方面での活躍ぶりを皆さんにご紹介したいと思います。

 先ずは、乳癌患者の会の創設です。その当時は比較的少なかった乳癌に若くして罹患し手術を受けて一命を取り留めたものの絶望の中、自分と同じように悩んでいる乳癌患者の会(友の会)を創りたいと、私が三重大学病院で手術をした患者さんを中心に、既に立ち上げていた人工肛門(直腸がん手術で生まれつきの肛門が切除され、その代わり左下腹部に大腸を引き出しそこから排便する)患者の友の会の総会を、徳山さんが見学に訪れたのが最初の出会いでした。25年以上前のことになります。その後、乳癌の患者の会を立派に立ち上げ、患者がどんどん増加してきた今日に至るまで素晴らしい会に育て、乳癌患者の全国的な患者の会でも大変活躍をされています。

 こうした活躍が認められ、四日市市から委託されたがん検診啓発活動を目的とした『キャンサーリボン実行委員会』の責任者として運営に携わり、この組織が、乳癌の正しい知識を広め、乳癌検診の早期受診、早期治療を促すことなどを目的とした国際的な活動、『ピンクリボン活動』に発展的に特化する時にも相談を受け、患者ならではの活躍の仕方があるはずだからと励ましたところです。そうした中で、私が専門とする大腸がんの診断、治療、予防、あるいはがんを含めた生活習慣病の健診など、乳癌に限らず、がんの恐ろしさ、早期発見の大切さ、がん健診の重要性などをいろいろな機会に皆さんにお話させていただく機会を徳山さんには与えて頂きました。

 さらに、徳山さんが、15年前に、乳癌など婦人科臓器の術後に生じる後遺症、リンパ浮腫に対してのリンパケアを習得された事を知り、私もその施術を実体験し、体調の維持や疲労回復にも有効であることを体感、医学的にも裏付けがあり、有効であることも理解し、がん体験を生かした徳山さんが、天職としてこの方法を社会に普及することのバックアップも引き受けたところで、この方法が伝承され、がん患者のみでなく、ストレス社会に生きる皆さんに広く愛用されることを願うところです。

 さて、私が、四日市社会保険病院(現四日市羽津医療センター)の院長として在任中には、地域医療に貢献し、地域の皆さんに愛され、信頼される病院に進化するため、『地域医療検討委員会』を他の病院に先駆け立ち上げた時には、医療関係者に混じって患者代表として徳山さんに委員として参加して頂き、貴重なご意見を聞かせていただきました。また四日市市健康福祉課の医療会議にも同席、これらの会議は現在も続いており、10年以上に渡るご指導、ご支援には心から感謝しているところです。

 今後 徳山さんが目指すのは、子供達に対するがん教育や、親ががんになった時の子供を支援するシステムを構築したいとのこと。私は、『賢い医者、立派な医者もいいが、謙虚な医療人でありたい』を座右の銘として、人間らしい医療人を目指して今までやってきましたが、徳山さんが目指す思いにはきっと共通点があり、こうして長年お付き合いが出来てきたものと思います。

 当時は正に死の宣告であった乳癌を患い、その後の人生を『1日を大切』に、懸命に生き、そして自分のためだけでなく、がんを患った人達のため、そしてこれからの人のために役立とうとしている徳山さんを、私は心から尊敬し、微力ですがこれからも応援していきたいと思っています。(松本好市 2019年3月)